一律10万円。
来月から無収入になる私には、朗報だ。
でも、なんだか複雑な気持ちがする。
家計が苦しいことはわかっているのに、
親がくれたお小遣いのようだ。
手放しで喜ぶことが出来ない。
不労所得は嫌いではない。
クリックして1円とか、カード使って100円とか、
なんとか生活費を増やそうとやっている。
私は、お小遣い帳程度の規模で、
貯めたり使ったりするのが向いているのだろう。
貯金は無いに等しい。
40代の頃、いろいろ合わせたら、
900万位あっただろう貯蓄は、何分の一に減った。
入院して働けなくなった時、
あれよあれよという間に消えて行ったのだ。
あの時、早くに車を手放していたら、
危機感を持って、将来設計を立てていたらと思う。
後悔してももう遅い。
根っから、呑気なのだ。
ギリギリまで追い詰められてから、
気づいて行動するタイプなのだ。
堅実な親は、いつまた無職になって、
不安定な生活を送るようになるのではないかと
いつも心配している。
幾つになっても子は子なのだろう。
ここにきて、やっぱり私の呑気さは、変わっていないと思った。
今の職場は、この歳だし、
今度こそ次を決めてからじゃないと辞めない!
と、強く思っていた。
逆に言えば、それでも辞めると決めたきっかけがあったということだ。
それは痩せ細るほどハードな仕事以外のこと。
仕事が大変なだけじゃ辞めない。
働くことが大好きな私は、
大変さも遣り甲斐に繋がったから。
じゃ、辞めた理由というのは…