昨日、調理師(社員)が辞めた。
去年の秋から辞めたいと言っていた。
やっと辞められて、清々していることだろう。
辞めるのは、会社が悪い、
ここのコンシェルジュが悪い、
自分は正しく、被害者と思っている。
私を味方と思っているのか、話をいろいろしてきたが、
彼が辞めて清々している、と知ったら驚くだろう。
他人を評価し悪く言う人は、
自分のことが全く見えていない人。
以前店長をしていたとか、高い給料を貰っていた、
人に嫌われたことが無い、いいことばかり並べていたが
本当のことに気づいていない。
自分の腕を過大評価していて、自画自賛する。
誰もが美味しいと言ってくれると言うが、
無料で提供された食事には、
(彼は、たまに来る社員に
腕をひけらかすようにご馳走することがよくある)
誰もが美味しいと言うはずだ。
職員食としてお金を払って食べている私は、
彼の人柄そのものの押しつけがましい濃い味付けや
いい加減な盛り付け、残すと苛立つ性格に気を遣い
大食いの人に出すような食事を
残さず食べるのが苦痛だった。
これからは他の調理師の昼食を
安心して食べられる。
今まで何度も転職した。
何度も退職の挨拶をした。
何度も清々した。
辞めた自分が清々した分、
辞めた会社の方も清々していたかもしれない。
そんなことを思った。
自分の価値を高く評価して、
どれだけ辞めた会社に打撃を与えられるだろうと
まるで復讐するかのように辞める人がいる。
でも、ちゃんと空いた穴はふさがれ、
辞めて清々している人のことなんて、
すぐに忘れられてしまうものだ。
絶対居なくてはならない人材なんて、
どこの職場にも、いないから。