想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

変わっていく中で

今度は課長が辞める。
入社してから1年4カ月の間に、コンシェルジュ部門では、
私の職場のリーダーがクビになり、
他の住宅の一人もクビになり、
部長が辞め、今度は課長も、ということだ。
キッチンの方でも、パートの女性が数人辞め、
社員の調理師も何人も辞めている。
1月には、私の職場の調理師も辞める。
…そんなにひどいブラック企業なのか!?

辞める理由はそれぞれにしても、
辞める話を聞くと、なんとも寂しい気持ちになる。
そんなにその人と親しかったわけでもないのに。
好きだったわけでもないのに。
転職回数14回の私は、14ヵ所の職場の人達を、
こんな気持ちにさせていたのだろうか。

この”寂しさ”を分析すると、
残された者が、「大変な思いをするかもしれない」という
”不安”という感情なのだと思う。
多かれ少なかれ頼っていた者を失うことで、
自分に被害が及ぶ可能性があると思うから。

〇〇ロスという言い方の寂しさもある。
いつも見ていた者(タレント)とかが
見られなくなる、結婚してしまうなど、
今までと違う状態になる時。
人は、いつも通り同じ状態が続くことに慣れ、
それが変わることに”不安”を感じるのだ。
その人を思う純粋な淋しさとは違う。
親の死の時でさえ、そうかもしれない。

次々と辞めて行く中で、辞めるつもりの無い私が
この寂しさ(不安)を解消する方法は、ただ一つ。
人に頼らず一人でなんでも出来るようになることだ。
仕事の難易度が上がっても、仕事量が増えても、
賃金は上がらないかもしれない。
でも、ここで働いて行く以上は、
そうしていくことが、自分の平穏な生活を守ることになる。