想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

100万円と引き換えに

今でこそ、ミュータンス菌が
虫歯の原因だと知られているけれど、
私が幼児だった時代、たぶん誰も知らなかった。
母親が、大きな飴玉を口の中で半分にして、
私達の口の中に入れていた・・・・
そのせいで、しっかりミュータンス菌が常駐することになった。
知らなかったのだから、母を責めることは出来ないし、
私の自己責任の部分も大きいし。

でも、歯の治療にどれだけの時間とお金を費やしただろう。

昨日、根の治療が終わり、一か所は終了した。
まだまだ他の歯の治療は続き、
最後に待っているのは、ブリッジ部分の治療だ。
悲しいことに・・たぶん・・部分入れ歯になる・・・・
今のブリッジを支えている歯が1本虫歯になっていて、
抜けば、3本の歯が無くなるから、
もうブリッジは無理らしい。
(それは、7年前に主治医にも言われていた)

ブリッジ以外の方法は、部分入れ歯かインプラントだ。
医師に聞いてみた。
インプラントだとどのくらいの金額になりますか?
「100万」と言われた。やはり・・・
少ない老後資金から出せない金額ではない。
でも・・・・・・・・・・。

この一年間無職じゃなかったら、
払えた金額、と思うと情けなかった。
でも、こうも考えた。
難病のパーキンソン病を患っている義兄
(虫歯が一本も無い)
義兄は、100万で病気が治るなら、喜んで払っただろう。
お金を払ったら治るようなことに、落ち込んでいたらダメだ。

いずれインプラントも医療技術の進歩で、
もっと安くもっといい物が出来るだろう。
今は、それを期待して、
部分入れ歯の現実を受けとめよう(泣)