想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ついでに

冬になったと思ったら、急に大雪になり、
私の玄関ドアの前に溜まった。
建物の位置や風の関係で、
落ち葉が溜まりやすい場所があるように、
私の玄関前には雪が溜まる。
いつものように、自分の玄関前から始めて、
下に降りて行く通路(外階段を含めて)の除雪をした。
その途中の部屋の前の除雪を"ついでに"すると
ほぼ全体の除雪をしたことになる。
その後、下に落とした雪を融雪構へ落とす作業。
その時も、"ついでに"向かいのアパート側の雪も落とす。
なんだかんだ全体の除雪をしてしまうようなことになる・・・・・

雪は、昨日の夜頃から降り始めた。
夜の9時頃、たぶん下の階の奥の人が除雪をしていた。
除雪をしている音が聞こえると、なんだか落ち着かない。
やっていない罪悪感を感じてしまうのだ。
誰かがやってくれていて、
ラッキーという気持ちにはならない。
自分から除雪をするのは、罪悪感を感じたくないからかも。

除雪の仕方で、自分の部屋の前だけしかしない人がいる。
みんながそうだと共用部分は除雪されないままだ。
一軒家の場合、自分の家の前だけ掃除や除雪をするだろう。
もし隣の家の前まで、"ついでに"やってあげたら、
始めは感謝されるだろうが、
お返しにこっちもやらなくてはと返って煩わしく、
迷惑と思われたりするかもしれない。
集合住宅の場合、建物敷地内に共用部分が多いから、
自分のところだけというわけにはいかない。

"ついでに"という気持ち、「ある人」と「無い人」は、
はっきり分かれる。
一概には言えないが、それは人付き合いにも表れる。
「ある人」は、いろんな面でよく気がついて良い
と言われたりするが、気を遣い過ぎて疲れ切る。
「無い人」は、、サッパリしていて気楽で、生きやすそう。
でも「ある人」は、なかなか「無い人」になれない。