ドラッグストアに買い物に行った。
選びきれなくて、近くにいた店員さんに聞いたら、
不愛想に「ここにあります」と広い棚を指差しただけだった。
個々の商品知識などないのだろう。
レジをするだけなら、店員さんは要らないと思う…
子供の頃、"よそ行き"という服があった。
普段着じゃない、上等な(?)服のことだ。
"よそ行き"を着て、デパートに行った。
キレイなお姉さん(店員)が、商品選びを助けてくれた。
三越の最上階にユニクロとGUが入った。
集客のために、最上階に人が大勢集まる店を入れ、
シャワー効果を狙っているのだろう。
でも、期待はずれになるだろう。
安いからと最上階に来る客が、
下の階にあるブティクで買うわけがないのだ。
ユニクロとの価格差にますます売れなくなると思う。
こないだ行った時、下の階のブティクは、
これまでと同じく閑散としていた。
子供の頃憧れた"デパート"は、
昭和の遺物になっていくのかな。
どうしてこうなったか?
ひとつは、衣類にお金をかけなくなったということ。
国産の高い服しかない昔とは違い、
現在は、海外製の安くてオシャレで質の良い服がある。
もうひとつは、商品情報に詳しい客は、
店員さんを必要としなくなったこと。
自分でネットで調べネットや実店舗で買う。
商品と客との間にもう"人"が要らない。
商品を選びセルフレジを通り、店を出る。
ノーメイクの時なんかは、気が楽で良いと思う。
でもたまに「ありがとうございました」という人間の声がすると、
温かい気持ちになるのは何故だろう。