やっと真剣に求職活動を始める気になったので、
大量の求人情報と向き合う日々を過ごしている。
ハローワークも民間も、求人情報の掲載は無料らしい。
無料だから、ずっと掲載している会社がある。覚えてしまう。
残念ながら、私が春に辞めた会社も、
未だに求人状態、それも募集の範囲が広がっているところに、
内部のダメダメ感を知る。
民間の情報には、"釣り"がある。
「職場の人間関係がいい」「慣れるまで丁寧に指導」など
たぶん実際とは違う。
半年以上募集し続けている情報に
「人気」のアイコンが付いている不思議、
民間の求人情報には、注意が必要だ。
ハローワークの情報には、"釣り"がない。
応募するためには、『紹介状』を貰いに行き、
それと一緒に履歴書を送って書類選考へ…手間がかかる。
ハローワークのが民間のより良い情報かと言えば、五十歩百歩だ。
手っ取り早く仕事を見つけたい人は、民間の方が良い。
良い職場に入れるか、良い職場と感じるか、
人それぞれ、感じ方が違うし自分次第で変わるから、
入る前からいろいろ考えない方がいいと思う。
たくさんの求人情報を見ながら、つい昔と今を比べてしまう。
銀行が中小企業並みに落ちたなとか、
公務員の大変な業務の一部を非正規に回すようになったなとか。
また、今の時代"悪"のように言われている「年功序列」も、
悪いことばかりじゃないと思った。
ある程度長く働いて仕事がやれる先輩と、
何も出来ない新人が同じ待遇で働くという現場を
実際に経験してきて、これでは
人間関係に歪が出来て当然で、
これが定着率の悪い職場を作っている要因の一つと思う。
今、「非正規雇用が少なかった時代、日本は良かった」と思っている。
将来は、「AIが普及していなかった時代、日本は良かった」になる。