9月になった。
退職して、半年経った。
この間時々、嫌でも思い出したのは、
辞めた職場での、理不尽な出来事、同僚の言動だった。
どうしてあんな嫌な悔しい思いをさせられたのか。
何人もの同僚を思い出しながら(もう名前も忘れかけているが)
どうして、"目には目を"と言い返さなかったのか、と思った。
言ったところで、良い結果にはならなかっただろうけど。
悪いのは、人じゃなく、
その人を採用しちゃんとした社員教育なしで配置し丸投げした会社。
そうは思っても、失業し、
入居者の方々に会えなくなったのが、ただ悔しい。
人間関係が原因の退職が3回続くと、
なかなか求職活動に積極的になれない。
また、ああいう種類の人がいたらと思うと、
足がすくむと言う感じ。
そんなことを言っていたら、いつまで経っても
働き出すことは出来ない。
働き続けたいという気持ちは変わらないのに。
時間は、無い。
あと何十年も働けるという歳じゃないんだ。
今までも、何度も退職し、
新しいところに就職してきた。
どうして、今回はグズグズしているのだろう。
若い頃はもっと強烈な人が原因で辞めたこともあったが、
引きずらずに、新しい環境に飛び込めていたのに。
心も老化して弱くなっているから?
身体のあちこちが痛くなり、自信がなくなったから?
違う。
来年から年金支給が始まる。(今は、特別支給の年金)
もうそんなに頑張らなくていいや、と甘えている。
今と同じ万全ではない身体と心でも、
50代までなら、きっと頑張っただろう。
随分、逃げるのが上手くなったものだ。