想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

コンシェルジュの理想を求めて

17日ぶりのメインの職場、K住宅の勤務だった。
これだけ長い日数、姿を現さないと、
さすがに辞めたのではないかと思っている人もいた。
普段口数の少ない方からも、「久しぶり」と声を掛けられた。
ほとんどの方から歓迎の言葉を言われ続けた。
元リーダーが辞めた時は、
半月位経ってから、数人から聞かれただけだったのに、
私は、いったいどんな位置にいるのだろう。

「引くてあまた」とか、「向こうの勤務場所で
私を引き留めているから」とか言う人もいるが、
ただ単に、どんなシフトも嫌とは言わないことで、
都合よく使われているだけのこと。
あまりに連続して顔を見なかったために、
いろいろ憶測されていたようだ。
(間に、入院していたことは誰も知らない)

介護の資格は持っていても、実際経験が無く、
介護福祉士の資格を持つ社員に比べて、
ここでは何の取り柄もないパートの私だ。
コンシェルジュがどうあるべきということも
教わらず、研修もなかった。
ただただ私が今まで13もの異業種の職場で経験した中で
こうありたいと思うコンシェルジュ像を
私なりに思い描き勤めてきた。

それは、元リーダーとは合わず、
どうしてそういう言い方をされるのかと
悔しい思いをすることが多かった。
元リーダーの考え(=会社の考えだとする)が
正しかったのか、何が正しかったのか…
でも、こうして長期で休んだ後の
入居者の方のお顔・言葉を聞いていると、
私のコンシェルジュ像も間違いではなかったと思う。

入居者の方の気持ちを優先するというのは、
簡単なことではない。
何か問題が起きた時に、責任を問われる。
それでも尚、身体と、心も見守るコンシェルジュでいたい。