想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

私はウインナーだった

暑さから逃れるためにカラオケボックスに行った。
3時間後、外に出ると空気が熱い。
ストーブの前にいるようだ。
急いでショッピングモールのエレベーターに乗った。
最高気温を記録した昨日、母は弟とパークゴルフに行った。
休みの弟が母を誘ったのだ。
春まで消防士で救急車にも乗っていた弟。
どうして88才の母を炎天下に連れ出すのか!?
パークゴルフ場には、誰もいなかったとのこと(当然だ)
「バカ親子」と二人で笑い合い、一回り(?)で止めたとのこと。
ホントに呆れたバカ親子だ。

昨晩はホットプレートの上を転がっているようだった。
セミダブルの上を転がる私はウインナー。
夜中の12時過ぎ、喉が渇いたので、
水を飲もうと起きた。
向かいのアパートの人は、
カーテンを全開にしていたので丸見えだった。
私も道路側の窓を全開にしていた。
こんなに窓を開けて寝たのは初めてだ。

街中のエアコンの無い部屋が
星空の下で繋がっているように思った。
どこかで笑い声がする、どこかでくしゃみをしている。
全部聞こえるのだ。
夜の音に耳を澄ましていたら、ようやく室温が下がり、
眠ったのは、何時くらいだったのかな?
本州並みに暑い夏になった北海道に、
これからはゴキブリなんかも出現することになるんだろうなあ・・・

この夏、暑い、暑いと言い出したのは、6月の末辺りからだ。
7月になってからは、暑いに加えて、熱帯夜という文字が手帳に並ぶ。
8月に入ってからは、夕食後、どうしたら眠れるだろうと、
そればかり考えていた気がする。
そうこうしているうちに9月が迫っている。
長い夏の後にやっと秋が来て冬が来る。
こんなに大変な夏を過ごしたのだから、
今年は"雪の少ない冬"であればいい。