想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

太陽がいっぱいだ

1万円生活チャレンジは、始めて10日めで断念した。
物価高のこのご時世だし、好きなコーヒー豆と牛乳だけで、
1ヶ月6000円位になるのだから、2万円でも厳しいくらい。
考えが甘かった。

初回認定日でハローワークに行った。
サイクリングロードを歩きながら、
見上げた空は、とても青くて気持ち良かった。
そんな時思い出すのが、映画『太陽がいっぱい』の
アラン・ドロンのセリフ。
青空を見上げ清々しい顔で呟くのだ。
太陽がいっぱいだ」と。
追手の刑事がすぐ傍まで来ていることに気づいていない彼。
小学生の私は、何とも言えない怖さを感じていた。

ときどき、こんなふうに青空を見上げて
太陽がいっぱいだ」と思う時、
この後にきっと、どん底に落ちるのだ、
と条件反射的に思うようになった。

とは言え、
次回2回目の認定日まで、1ヶ月以上あり、
それまで求職活動は1回だけで、その後から支給が始まり、
再就職手当を貰える期間に
なんとか就職先を見つけてしまえば、
失業期間の生活費は、補えるんじゃないかと、
調子のいいことを考えている。
新しい『ねんきん定期便』を見たら、少し増えていたし。
米寿を迎えた母は、弟とパークゴルフに行けるくらい元気だし。
私は、多少健康に不安はあるけれど、元気だし。
いい友達が二人いて、たっぷりある時間は、
カラオケやお店巡りや読書をしていられるし。・。・。・。
・・・こんなふうに、呑気に楽しく暮らしている。

ああ、太陽がいっぱいだ。