想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

わからない世界

認定日の時は、徒歩で帰ることにしている。
地下鉄代の節約というよりは、運動のためと、
あとは"苦行"の意味もある。

働かない日々は幸せなのだけど、後ろめたさがある。
仕事もしないで、悠々自適な生活が出来ていいよね、
と思っている人がいるだろう。
でも、この幸せは、将来の生活不安を引き換えにしている。
だんなさんや子供がなんとかしてくれる既婚者とは違う。
既婚者の姉も母も友人達も、
これから持つことがない"荷物"だ。

逆に私は、病気のだんなさんの介護や、
子供や孫の心配という"荷物"を背負うことが無い。

皆、それぞれに種類の違う"荷物"を
背負っているのだなと思いながら、
時々痛む足を休めながら、
10km以上も歩いて帰ってきた。

あの"すすきのの犯人"が逮捕されたというニュースを見て、
娘と、医師の父親ということに驚いた。
捕まらないと思っていたのだろうか?
"医師"を捨ててでも、実行しようと思うほどの
何があったのだろう?
年金だけでは足りないから働き続け、
質素な生活を送って行こうと思っている私には、
全くわからない世界が身近にある…