想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

一人暮らしの人に必要な準備《その1》

サ高住で働いていた時、急死された方がいた。
後日親族が部屋に入り、必要な物だけ持ち去り、
後は"全捨て"(お焚き上げを含む)していた。
お気に入りのイッタラカップも何もかも全て
"燃やせないゴミ"になってしまう…。

終活というのではないけれど、前々から、
自分がこの世からいなくなった時のために、
いつも整理整頓をし、
不要な物をどんどん捨てていた。
最も重要と思われることは、やはりお金のこと。
現金がいくらあるかは、探せばわかる。
でも、生命保険や銀行のことは、私しかわからない。
ネット銀行なんて、通帳も無いわけだし。
私が自分のことを出来なくなった時や死んだ時、
代わりに手間をかけるだろう人の負担を
なるべく少なくしたいという思いで、ファイリングを行った。

1冊目は、死んだ時または自分で自分のことが
出来なくなった時に必要な物。
2冊目は、私が元気な時に必要または保存しておきたい物。

具体的にはこんな物だ。
1冊目…生命保険の証券・通帳やネット銀行の控え・年金証書・部屋の契約書・電話の契約書など (パスワード等は、工夫して保管)
2冊目…医療関係(各種検査の結果・健診報告書)・仕事関係(雇用保険関係・履歴書・資格証明書)
ファイルは、他に『思い出』『切り抜き』『診療記録』などがある。
もし何かあった時は、(たぶん弟が中心になってやってくれると思うが)
1冊目のファイルだけを持ち帰ればいい。

出来るだけ他人に迷惑をかけたくないという一人暮らしの人は、
自分で要不要の判断がしっかり出来る時に
準備しておくことは、必要だと思う。