サ高住で働いていた時、急死された方がいた。
後日親族が部屋に入り、必要な物だけ持ち去り、
後は"全捨て"(お焚き上げを含む)していた。
お気に入りのイッタラのカップも何もかも全て
"燃やせないゴミ"になってしまう…。
終活というのではないけれど、前々から、
自分がこの世からいなくなった時のために、
いつも整理整頓をし、
不要な物をどんどん捨てていた。
最も重要と思われることは、やはりお金のこと。
現金がいくらあるかは、探せばわかる。
でも、生命保険や銀行のことは、私しかわからない。
ネット銀行なんて、通帳も無いわけだし。
私が自分のことを出来なくなった時や死んだ時、
代わりに手間をかけるだろう人の負担を
なるべく少なくしたいという思いで、ファイリングを行った。
1冊目は、死んだ時または自分で自分のことが
出来なくなった時に必要な物。
2冊目は、私が元気な時に必要または保存しておきたい物。
具体的にはこんな物だ。
1冊目…生命保険の証券・通帳やネット銀行の控え・年金証書・部屋の契約書・電話の契約書など (パスワード等は、工夫して保管)
2冊目…医療関係(各種検査の結果・健診報告書)・仕事関係(雇用保険関係・履歴書・資格証明書)
ファイルは、他に『思い出』『切り抜き』『診療記録』などがある。
もし何かあった時は、(たぶん弟が中心になってやってくれると思うが)
1冊目のファイルだけを持ち帰ればいい。
出来るだけ他人に迷惑をかけたくないという一人暮らしの人は、
自分で要不要の判断がしっかり出来る時に
準備しておくことは、必要だと思う。