腹腔鏡手術の場合、前日に入院し、
次の日手術、その3日後に退院という、
昔の感覚からすれば、信じられないスケジュールだ。
でも、退院した次の日から就業可能というのは、
いくらなんでも、無理ではないか?
私は有休を使って、4日間自宅療養することにしていた。
それは正解だった。
私の手術は、卵巣腫瘍ということで、
両側の卵巣と卵管の摘出をすることになった。
手術の時、「腸が邪魔になるので、
腰から下を高くして手術する」と言われた。
その後、お腹を膨らましてから切除するというのだ。
お臍と右腰の2点から器具を入れ、
行うというのは、高度な技術だと思う。
確かに傷口が小さくて負担は少ないだろう。
でも、自宅に帰った今、その後遺症(?)と闘っている。
手術の次の日、お腹がパンパンに張って、
食事する気が全く起きなかった、
前の日、絶食しているから、お腹は空いているはずなのに、
胃の辺りまで何かあるようで、食べる気になれないのだ。
次の日もまた。
退院の日にようやく、積極的に食べようと言う気になった。
便やお腹のガスが少しずつ出てきて、
腸が動き出したな、と感じたのは、
昨日(退院して2日後)だ。
傷口の痛みは、思っていたよりある。
くしゃみをすると下腹部が動いて激痛が走る。
痛みは少ないと聞いていたけれど、
場所によるものなのかな。
でも、7月から続いていた不調、
下腹部痛、左足のこわばり、
朝の、起き上がるのが辛いほどの腰痛が消えた。
やはり肥大した患部が原因だったのだろう。
あとは、まだ少し残っているお腹の張りと
傷口の痛みが消えるのを待つだけ。