想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

暑い一日の過ごし方

休日を涼しいカラオケボックスで過ごそうと思ったが、
仕事疲れと連日の暑さ疲れで、
部屋で過ごすのが最良と考え、部屋に籠ることにした。

押し入れからサーキュレーターを出し、
ステンレスマグカップに氷と麦茶を入れ、
保冷剤2コをタオルにくるんで首に巻き、
会社から借りてきた『エキスペリメンツ7』を読む。
最高気温に達した時には、
買い置きした"アイスの実"グレープフルーツ味を食べる。
この夏、何袋、買っただろう。

机に腕を置いただけで、汗で濡れて紙が波打つ。
そんな時、遠い高校三年生の夏を思い出す。
受験勉強をしなければならない時に、
4畳半のアパートで(その時すでにひとり暮らし)
文化祭で発表する劇の台本を書いていた。
台本書きが好きというより、
誰もやろうとしないから、私が引き受けた。
台本書きから、監督から、照明から、音響から・・・

誰もしないなら、誰も出来ないなら、私がする!
というところ、変わっていない。
損なのか、得なのかわからない。そういう性分なのだ。
今の職場でも、そうだ。
入居者の方から、いろんな依頼を受けやすい。
その分仕事が増え、忙しい思いをする。
そのために手を付けられず残っている仕事を見て、
「ちゃんと仕事をしてほしい」と影で言う30代の責任者代行。
彼女は、仕事が出来るオーラを出そうとしているが、
気負い過ぎて、空振りが多い。
昔の私もそうだったかも…なんて理由で
彼女の生意気さを寛大な気持ちで許している。

サーキュレーターは、扇風機と違う。
生温い風が来るだけだ。
短い北海道の夏には、エアコンも扇風機も不要だ。
(あるに越したことはないが)
とにかく今日は、じっと暑さに耐えて
この厚い本を読み切ろう!