想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

その言葉は誤解を招く

ホント言葉って、難しいと思った出来事。
前の職場でのこと。
洗浄部門に定年退職後の男性がいた。
その職場自体、忙しさのせいか、
「ありがとう」とか「お願いします」とかの声が少ない、
殺伐とした職場だった。
とくに洗浄部門は軽んじられている感じで
誰も何も言わないで、ボンボン汚れ物を置いていくのだ。
私は、目が回るくらい忙しい中でも、
「お願いします」と発していた。

すると彼はある時、
「返事が出来ないこともあるから、
何も言わないでいいよ」と言った。
私は、長く話せない状況の中で、こう応えてしまった。

ただ言ってるだけだから!

それから彼の態度は一変してしまった。
それまで声かけあってやってきたのに。硬い表情に変わった。
私の仕事に協力してくれることもなくなっていった。

今の職場で、入居者様からいろんな物を頂く。
それは私が行ったサービスに対して。
お菓子、野菜、ケーキ 手作りの物、またある時は、茹で卵・・
頂く度に恐縮してしまう。
だって、コンシェルジュの仕事は、管理費の中に入っていて、
高いお金を支払っているはずなのだ。
だから、何も要らない。
でも気持ちが済まないのだろう。
毎日何かしら頂き物を持ち帰っている私(達)

でもここでお礼の言葉と共に差し出された物を
押し返しながら、こう言っては絶対にいけない。

仕事ですから

またどういう誤解をされてしまうかしれないから、
有り難く頂戴することにしている。