想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

去ってもいいかな

M住宅と同じ区の高級住宅街にある病院に、
健康診断のために行った。
健康診断が嫌なのは
検査が終わるまで空腹に耐えなければならないこと。
健康である証拠?
診断を受ける必要が無いような・・

検査が終わって帰り道、
あれほどM住宅の支援が終わったら、
メインの職場K住宅に戻りたいと思っていたのに、
思わなくなっていた。
来月は、ほぼ以前の通りK住宅に戻り、
新しく責任者となったKよりも多く
早番に入るシフトだった。
私を待っていてくれた(?)入居者の方は、
喜んでくれるだろうが、
Kは、私と同じ気持ちだろう。
つまり、”アイツとまた会うのか…”

一週間前位から、K住宅は、コロナ陽性者が出ていて、
その対応でかなり忙しい状況になっていた。
M住宅勤務から、急遽、K住宅勤務を言われた私は、
Kの申し送りがきちんとされていなくて大変だった。
Kがどんな人なのか、まだ良く分からないが、
私は、Kは前の責任者Nと大差ないように感じている。
優先順位の高い事務処理には手を付けず、
物品の整理整頓や飾り付けばかりやり過ぎている。
掃除上手で片付けが好きなだけの主婦を
責任者として採用した会社の愚かさ?
サ高住のコンシェルジュの経験があるというから、
期待してはいたのだが。

M住宅の責任者Mは、
この数か月一緒にM住宅の立て直しのために頑張った私を
M住宅に引っ張ろうとしていた。
私は拒否していたが。
でも、小春日和の街並み、健康診断を終えた帰り道に
青い空を見上げながら、こっちに来るのもいいかなと思った。
Kの手垢だらけになったK住宅を、去ってもいいかな、と。

お金で消えたキモチ

今月、おにぎりの作り置きをして、
コンビニに行く回数を減らしたら、お金が余った。
そして、無駄遣いもしなくなった。
品物を手に取り、要るものか?いちいち考えるようになった。
ほしくてほしくてやっと買っても、
時間と共に、すぐに飽きたり、
必要ではなかった…と後悔することが多かった。
ホントに必要なものって、そんなに無いんじゃないかと
思うようになった。
一回の買い物で20万円使っていた昔の私とは別人。

私が救急搬送の手配をして、手遅れになるのを
防いだと自己満足していた入居者のHさんは、
搬送先の病院で末期のがんが見つかり、
介護施設に転居することになった。
入社してから、娘のように私を名前で呼び
自分史を読ませていただき感想文を渡したり…
他の方より交流の多いNさんだった。

他の住宅勤務の間に転居してしまったら、
お別れが出来ないので、昨日、挨拶代わりにお話しをした。

奥様は残り、Nさんだけ介護施設に入居するとのこと。
家賃などが二倍になり、大変だろうと思った。
「長生きをしたら、息子たちに金銭的に迷惑をかける」
以前そんな話を聞いていたからだ。
ところが、息子さん達からは、お金の心配は要らない、
財産は残さなくていい、全部両親自身のために使ってくれていい、
自分達も、子供達にも、十分なお金があるから、と言われたそうだ。
お金のことを心配させないでおこうという優しさかな?
いやいや、長男もその奥様も次男の方も
外車に乗っている。
ホントに裕福な一族なのかもしれない。

そんな話を聞いているうちに、
お金に不自由のない幸せなNさんとの別れが
それほど寂しくなくなっているワタシがいた。

『ベスト』の中のベスト

メインの職場K住宅の勤務に行った昨日、
まるで、久々に帰った実家が、
再婚した父の後妻さんに家具の配置を大きく変えられて
別の家になったような居心地の悪さを感じた。
兼任のようになっているM住宅勤務が多かった8月から
この数か月の間に。

入居者からの(社内のスタッフからも)評判が最悪で、
8月に辞めた責任者Nに代わって入ったKは、
やはりNのマイナス部分をしっかり受け継いで、
というより、本性を出してきた。
責任者という権限だけを身に着けている。
ただ、清掃と片付けは頑張っている。
それだけは、前任者がだらしなかったので、
Kに代わって良かったと思う。その部分だけだ。

来月からは、このメインの職場に帰れるようだが、
Kと会うシフトの時は我慢しなければならない。
一緒のシフトになるのが、
楽しみという人が何人もいるから、
なんとか働き続けていられるが。

スマホのライブラリに『ベスト』と名付けた
プレイリストがある。
その名の通り、昔のそして最近の好きなのばかりを集めたものだ。
「もうひとつの土曜日」「Habit」「青春の影」「366日」
虹になりたい」「ずっと2人で…」
「マーメイドラプソディー」etc…
不思議なのは、その曲がかかるとワクワクしたのに、
『ベスト』で流れても、そんなにワクワクしないのだ。。

アルバムであまり好きじゃない曲の連続を聴いていて、
かかった時には、待ってました!とばかりにワクワクした「ベスト」。
好きな物ばかりを食べ続けたら飽きるように、
楽しい日々ばかりだと楽しいという感情がなくなるように、
Kと合う嫌なシフトは、他の人とのシフトが
より楽しくなるように存在する、と考えよう。

空腹と経済対策

早番の時は、4時頃に起きる。
朝食は、だいたいフルグラだった。
最近寒くなってきたせいか、
冷たいものが食べたくなくなった。
だいたい朝の4時から、食欲など無い。
何か食べなきゃという義務感が食べている。

職場に行って、10時近くなるとお腹が空いてくる。
昼食対応の時は、気持ち悪くなるほど空腹だ。
そんな時、お菓子を摘まむ。
またコンビニで買ったおにぎりを隠れて食べている。
以前は、栄養補助食品なんかも買ったが、
何度も食べたい味じゃない。

空腹対策のために、コンビニに寄ることが多くなっていた。
おにぎり1個+お菓子を買っていた。
「ハラミ」は美味しいけれど、
おにぎり1個くらいなら自分で作った方が
節約出来るのでは?と思い、作ることにした。
休日にたくさん作って冷凍しておく。
冷蔵庫にストックしているお米もたくさんあったので。

わかめご飯の素とすりごまを混ぜて
大きい物と小さい物を作る。
早番の時は、4時に少し食べているから、
小さい物を1つ持って行く。
遅番の時は、夕食一食分だから、大きい物を持って行く。
また、カラオケに行く時も、
カバンに一個持って行く(持ち込み可なので)

冷えたおにぎりは、
レジスタントスターチ」という成分が出来て、
ダイエット効果がある。
わかめ+すりごまのおにぎりの他に鮭、ゆかりetc…
飽きないくらい種類が多い。
お腹も満たされ、節約にもなる。

KとMと、私。

一週間ぶりに行った元々の職場K住宅は、
新しい責任者がKになってから、
掃除が行き届き、ますます整理整頓されていた。
8月に辞めた前の責任者Nは、"出しっぱなし"だったから、
キレイ過ぎるくらいキレイになり、
それは、とてもいいこと。
でも、ちょっと寂しい。
去年の夏に急に責任者がクビになり、
不在となっと時に、事務作業はもちろん、
事務所等の片付けも行って、
私がここを守ってきた!と自負していたから。
まるで、乗っ取られた感じ。
無くなった私のカウンター用の名札も、
不要なものとしてKに捨てられたんじゃない??

遅番のMは、まだKとは仲違していないようだ。
Mは、主導権を握りたいタイプ。
妥協しない、迎合しないタイプ。
口も利かなくなる…というパターンが多いのだ。
なんとかKが辞めないように、上手くやってほしい。
責任者が不在になると、また大変な思いをするから。
今、"乗っ取られたよう"と感じて、
良い気持ちがしていないけれど、
考えようによっては、楽になっていいのかも。

入居者の方は、時々登場する私を待っていて、
不在の理由を聞いてきたり、懐かしがったり、
今でも"私びいき"が続いている。
それはまだ入居者の心をつかみ切れていないKにとったら、
面白くないことだろう。
でも、私もここで働き、
皆の面倒を見続けることなど出来ない。
辞めれば、切れる縁。
単なる職場と割り切って、
気軽に働けるようになってきたかもしれない。
そう考えると、Kに感謝。

季節とともに

急に、初冬になった。
ストーブを点けた。
いつもより一週間くらい早い。
こないだ年末調整の書類のこと考えたと思ったら、
もうすぐまた考える月になる。
あれから一年何をしていたんだろう。
チームバチスタのシリーズ本を
読み漁った夏の記憶だけは、はっきりしている。

入社してすぐの頃、
自分史を書いたという入居者のHさんから、
読んでほしいと言われ読み、感想文を付けて返したら、
とても喜ばれ、他の方々にも絶賛された。
あれから亡き父と同じ歳のHさんは、
私を娘のように特別な存在に思ってくれるようになった。

この夏の終わりに私が救急車を要請し、
Hさんは一命を取り留めた形になったが、
がんが見つかり余命半年から1年と宣告されてしまった。
若い人と90代の人と
"余命"の捉え方は違うと思うが、
死を受け入れるまでの過程は、
年令には関係ないだろう・・

思い返したらニヤリと笑いたくなることもあった。
うわーと感動したこともあった。
悔しい思いもした。情けない思いもした。
酷いことをした。酷いことも言われた。
惨めだと思ったこともあった。
うれしくて泣きそうになったこともあった。
歳を取れば取るほど、
いろんなことがあって、あり過ぎて、
もう疲れた、もうここらへんで終わっても、
悔いは無いなと思えるようになっている、60代の私でも。

90代のHさんには、その時まで、
頑張って、と言うより、
少しでも楽しく暮らせるよう、
優しく寄り添えたら、と思うばかり。

ワタシは、3種類目に属している

兼任先の新しく責任者になったMは、
"刺すような話し方"で口撃する人。
「ポジティブで明るい人」と表向き彼女を高評価している私は、
腹の中で、ムカツキを我慢している。
新しい人が入った時、彼女の口撃に耐えられるだろうか?
まだ新人が入らない。
会社は入れる気が無いのか、
このまま私に兼任をやらせるつもりなのだろうか?
私に、彼女の"お守り"を任せ続けるつもり?

セカオワの『Habit』じゃないけど、
人を2種類に分類する習慣は、ホントにある。
自分の意思を通し、他人を抑え込む人。
自分の意思を抑え、他人の気持ちや常識を優先して考える人。
前者は、職場では"仕事が出来る人"に分類される。
後者は、"指示待ち族"と言われたり、
頼りにならないと評価され、出世しないとか、
"ひきこもり"になってしまったりことが多い。
世の中、強引に自分の意思を通す人に回されてるんじゃないかと思う。

という私は、歳を取るに従い、
表向きは、後者に身を置くようにしている。
元々は前者、中身も前者なのに。
表向きと中身が違うからストレスが大きくなる。
どちらも同じなら、ストレスなんて感じないだろう。
中身が違うというのは、"腹黒い人間"というのかな。
じゃ、人間は2種類じゃなく、3種類に分類されるということだ。

3種類目の"腹黒い人間"の
ストレス軽減の方法ってないだろうか?
と考えた時、今まさに書いているこのブログこそが
それではないかと気づいた。
ムカッとしても、マスクの下は笑顔、
同僚にも入居者にも。
優しいとかいい人とか言われるけれど、
いつもいつも、心底そういう人でい続けたら、
壊れてしまうよ。