今月、おにぎりの作り置きをして、
コンビニに行く回数を減らしたら、お金が余った。
そして、無駄遣いもしなくなった。
品物を手に取り、要るものか?いちいち考えるようになった。
ほしくてほしくてやっと買っても、
時間と共に、すぐに飽きたり、
必要ではなかった…と後悔することが多かった。
ホントに必要なものって、そんなに無いんじゃないかと
思うようになった。
一回の買い物で20万円使っていた昔の私とは別人。
私が救急搬送の手配をして、手遅れになるのを
防いだと自己満足していた入居者のHさんは、
搬送先の病院で末期のがんが見つかり、
介護施設に転居することになった。
入社してから、娘のように私を名前で呼び
自分史を読ませていただき感想文を渡したり…
他の方より交流の多いNさんだった。
他の住宅勤務の間に転居してしまったら、
お別れが出来ないので、昨日、挨拶代わりにお話しをした。
奥様は残り、Nさんだけ介護施設に入居するとのこと。
家賃などが二倍になり、大変だろうと思った。
「長生きをしたら、息子たちに金銭的に迷惑をかける」
以前そんな話を聞いていたからだ。
ところが、息子さん達からは、お金の心配は要らない、
財産は残さなくていい、全部両親自身のために使ってくれていい、
自分達も、子供達にも、十分なお金があるから、と言われたそうだ。
お金のことを心配させないでおこうという優しさかな?
いやいや、長男もその奥様も次男の方も
外車に乗っている。
ホントに裕福な一族なのかもしれない。
そんな話を聞いているうちに、
お金に不自由のない幸せなNさんとの別れが
それほど寂しくなくなっているワタシがいた。