想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

真夜中のトイレ

子供の頃から、あまり水を飲まない方だった。
トイレに行くのが面倒、という理由で。
でも50代の頃に、水を飲まないで仕事に没頭する日が続き、
脳梗塞を発症してしまった。
(エコノミークラス症候群で、肺じゃなく脳に血栓が流れた)
あれから、寝る前に水を飲むようにはなった。
寝る前に水を飲むと、夜中のトイレが心配だったが、
そういうことは無かった。
私の膀胱は、8時間くらいは大丈夫のよう。

元々遅寝早起きタイプで、
睡眠時間が5~6時間程度の生活が長かった。
睡眠時間が短いせいで熟睡はしていた。
寝る時間や起きる時間がバラバラになると
体調が悪くなり、心が荒んでくる。
だから、夜勤のある仕事はしないようにしていた。

姉は、夜中に3度は、義兄のトイレのために起きるらしい。
義兄はパーキンソン病でしかも、先月右手首を骨折し、
介助が必要になっている。
(夜用パンツは使いたくないようだ)
毎日毎日、数時間毎に起こされる日々。
私は、考えただけでストレスがたまりそう。
姉は、子育ての時、同じような経験をしているせいか、
あまり負担を感じていないか、
私には無い忍耐力があるのかもしれない。

そういえば、子供の頃、
私は夜中、トイレに行きたくなったら必ず、
2階ベッドの上の姉を起こした。
私が先にトイレに入り、終わるとドアの外で待つこと無く、
姉を残して、部屋に逃げ戻った。
トイレの途中に、ガラス引き戸の玄関があり、
そこに、誰かが立っているようで怖かったのだ。
1人で部屋に戻ってきた姉は、あの時も怒らなかった。

姉は頼りなく、イライラさせられることが多い。
でも、私には出来ないことが出来る。
こんなところは、尊敬している。