想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

悪者になっても

母がコロナに感染してから、
毎朝、体温計やパルスオキシメーターで測定してもらったり、
体調を聞いて姉弟にLINEで連絡していた。
それも、とりあえず今日で終了。
この間、母は面倒くさそうではあるが、協力してくれた。
でも、どうしてそんなことしなければならないのか、
よくわかっていない。
私を、半隔離状態にしている"悪者"のように思っている。

高齢になり若い頃のような判断が出来なくなってくると
すぐ「認知症」と言ったり言われたりして、
病気のように捉えられる。
でも若くたって、長く休んでいると、
脳が鈍くなって、頭が回らない時もある。
高齢の人には、すぐ「認知症」と言う。失礼な時代だ。

はっきり認知症とは言えないけれど、
空気を読めないとか真意がわからないということがある。
その人のためにやっていることが、
その人にはわからなくて、
感謝されるどころか、恨まれたりするのだ。

脳梗塞で入院した時、同室に、
ベッドから落ちてケガをする可能性の大きい人がいた。
それを防ぐために、ベッドに繋がれた。
それが辛くて泣きながら、同室の私に訴えてきた。
「看護師さんは、落下してケガをしないように、
あなたを思って・・」と説得していたが。

本人のためを思ってしていることが、
虐待か何かのように捉えられ恨まれるなんて、
介護や医療に携わっている人にとったら、
こんな理不尽なことは無い。
そこを理解出来る高齢者になりたいと、
今の私は思うのだけど。