想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

昭和の運動会

北海道では、運動会の季節。
学校行事の中ではどちらかというと、
憂鬱な方に入っていたのは運動会。

体育の時間に輝いて見える子と
教室で大きな態度の子がいて、
私は走るのが遅かったので、
どちらかというと、後者だった。
どうして遅かったのか?
運動神経が…というより懸命に走らなかったから。
頬っぺたが揺れるのが恥ずかしかったからだ。
小学生にして、すでに自意識過剰。

運動会で楽しみだったのは、
競技より、フォークダンスだった。
好きなコが近づいて来るとドキドキして、
いざ来ると、恥ずかしくて
すぐに手を繋ぐことが出来なかった。

走るのは嫌いだったけれど、
徒競走で走った後に賞品が貰えるが楽しみだった。
花模様の中に「一等賞」「二等賞」
「三等賞」「参加賞」の文字のある
赤いスタンプが押された大学ノート。
ノートは同じもの。
真剣に走っていないくせに、
一位になって、一位の先生にテントまで連れられて
賞品を貰ってみたいと思っていた。
最近では、順位を付けない学校もあるらしいが、
順位をつけない競争ってなんだろう???

いつも参加賞だったけど、
あの大学ノート、うれしかったナ。