想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

呪縛

普通に語られた言葉や歌詞に
妙に感動してしまうことがある。
今読んだネットニュースの中の某アナの言葉
”誰も傷つけない言葉は、誰にも響かない言葉かもしれない”

ふと、こんなこと思った。ちょっと話はズレるが。

「誰からも好かれ、見ていて微笑ましい小学生らしい小学生です」
通知表に書かれた担任の一言だった。
その後、人に好かれることが重要という呪縛に苦しんだ。
学校や職場での人間関係に悩むというのは、
その呪縛があるからだ。
嫌われたかもしれない、傷つけたかもしれないということがあった日、
ひとり暮らしの部屋に帰り、悶々とするのだ。
家族と同居していたら、家族に話すことで、
考えが変わることがあったかもしれない。
でも、ひとり暮らし。
友人と話して解消しようとすると、
一層、悶々としたりした。

そもそも、誰からも好かれる必要があるのだろうか?
何のために、好かれないとならないのだろう?
まだ自己の確立していない小学生の時ならいざ知らず、
これだけ長く生きてきて、
もう固まってしまった自分は、
誰からも好かれる人間ではないはずだ。
それでも自己を殺してでも、
好かれなければと思うのは・・・・安心、したいからだ!!
より多くの人に好かれていれば、
”助けて貰える”という下心があるからだ!?
強いと思っていた自分は、本当は弱い人間かもしれない。
誰からも好かれなければならないと言う呪縛から逃れない限りは。

人を傷つけることが平気な人は、
実は強い人間だからだったりして…
なんだか尊敬の気持ちみたいなものが湧いてきた。