想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

4代目冷蔵庫がやって来る

冷凍庫がブンブンと音がするようになった。
数日前から(今までこんな音がしていたかな?)と思っているうちに、
だんだん大きくなって来て、
五月蠅くて寝られないので
昨晩は、コンセントを抜いた。
明日、新しいのが届く。
もう少しの辛抱だ。
けれど、今の時期の出費は痛い。

この冷蔵庫は、買ってから15年が経っていた。
寿命なのだろうから、修理は考えなかった。
15年前といえば、あの時も今のように失業中、
それも退院して社会復帰を目指している時だった。
この街に戻ってきた方がいいのか、迷っていた。
実家へ帰るなら、買う必要が無いわけだし。
でも、まだ一人で生活して行く覚悟をして買ったのだ。
あれからもう、15年。

15年の間に何台も買い換える人もいるから、
私のは長く持った方だ。
15年後、80才を前にして、
また買い換える余裕はあるんだろうか?
新しく造っている建築物や観光地の話になると、
お年寄りは、"出来る頃、この世にいない"と笑って言う。
私もそういう感じを抱くようになった。
次回、5代目冷蔵庫に買い換える時、
私は、生きているだろうか?
どんな生活をしているだろう?と。

少ない老後資金は、急な病気治療の他に
家電製品の買い替えも考えておかなくてはならない。
未来のことを考え過ぎると
不安に押しつぶされるので、
今は、近い未来のことだけ考えることにする。

明日、新しい冷蔵庫が来たら、
中に入れる食品を、たくさん買って来よ~っと♪♪