想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

母のドタキャンと雑巾作り

家にじっとしていると「ヘンになりそうになる」という母は、
社交性があり86才だというのに、
家に籠ることもなく、それはいいのだが・・
私のシフトが出るとすぐに、
こちらに来る予定を入れていた。
母は、買い物に…いや、都会(?)に来たくてしょうがないのだ。

今朝、母から電話があり、
昨日の疲れが残っており、空も曇っているので、
今日は「行かないことにする」と言った。
昨日、外出して疲れている母が「どうしょうかな」と言っていたので、
「明日の朝、決めたらいい」と私が言っていた。
やはり、止めることになったか。
年老いた母に、寛大な私。

子供の頃から、遊びに行く予定を
突然「やっぱり止めた!」と言い出す母だった。
子供の私は、怒り狂ったものだった。
あれから何十年経っても、母は変わらない。
「やっぱり止めた」の”恐怖のドタキャン女”だ。
最近では、母との予定は、楽しみにしないことにしている。
高齢者だから、少しでも体調が悪い時は、
無理させたくないということもあり。

母のドタキャンで、
大切な休日がまるまる自分のものになった幸運な私は、
大掃除をしよう!と考えた。
それにはまず、雑巾がいる。
ところが、一枚くらいしかないので、
要らなくなったフェイスタオルで作ろうと思い立った。
糸は、小学生の頃のもの、小学生の私の字の名前がある。
一針一針刺していくと、タオルの柔らかい感触で
縫いぐるみを作っている錯覚に陥った。
3枚作り終わった。
捨てようと思ったフェイスタオルなのに、
愛着が湧いて、使うのが惜しくなった。
100均に行けば、簡単に真っ白いのが手に入る。
でもあれは汚れたら、すぐ捨ててしまうだろう。
自分で作った雑巾は、捨てられない気がした。

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