想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

不採用の思い出

求人検索をする時、条件に
「60代以上の応募可」や「シニア」の他に
「ブランクOK」も追加することにした。
2月に退職してから、もうかなり経ってしまったので。

仕事をしている時でも、3連休の次の日、頭が回らなかった。
これが何か月も続けば、頭も体も緩み切ってしまう。
昔、首の手術をして3か月ほど入院し自宅療養をしていて、
もうそろそろ社会復帰できるかなと思い、
大手の損保の会社に応募したことがあった。
あの時は、すでに50才近くなっていた。
未経験だが、資格を持っていたので書類を送った。
なんと書類選考に通って、面接が受けられることになった。
そして、面接も通り、筆記試験を受けることになった。
試験は、一般常識? SPI?

入院生活から自宅療養が1年以上続いた頭には、無理だった。
支店長から電話が入り、不採用が告げられた。
「点数が足りなかった」と言われた時には、
まさに、(^^ゞの状態。
ここまで選考し残してくれた支店長に感謝の気持ちと
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

道端の花を見つけ、かわいいなと思ったり、
空を見上げて、雲の形の変化を面白がったり、
そんな生活を続けていると
心は、健康になっていくけれど、
身体と脳は、労働環境に戻れない状態になっていく…

救いは世の中の"人手不足問題"
人が足りないから、多少難があっても、
仕事に就ける可能性がある。昔とは違う。
こないだスーパーの宅配を頼んだ時には、
いつもは若い兄ちゃんなのに、
見るからに定年後のおじさんだった(私が言うのもなんだけど)
今の世の中、シニアも期待される労働力なのだ。