想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

だいたいの世界

直木賞を受賞したその本を
今年の1月に図書館で予約していた。
やっと順番が回ってきて、
マイページの貸出の準備が出来たというところに
その本の名前が入っていたのは確認した。
あれ?メールで連絡は来なかったなと思い、
いろいろ見ているうちに、消えた…
メガネをかけないで操作していたので、
予約取り消しをしてしまったようだ。

普段、しっかり見なければならないこと、
調理とか、TVを観るとか、ブログを書くとか、
もちろん読書とか、そういう時にしかメガネをかけていない。

ルフレジで支払いをする時も、
スマホで様々な支払い操作をする時も、
よく見えていない状態でやっている。
画面の”だいたい”この辺りにクーポンがあり、
この段階で店員に見せて、ここをタッチして・・
というように、記憶だけで行っている。

ちゃんとメガネをかければいいだけのことなのに、
バッグから出して、という行為が面倒なのだ。
また、バッグからメガネを出す行為が、
買い物かごを持っている状態では、
万引きと間違われそう、という気がしてしまうのだ。

だったら、ずっとメガネをかけて
いればいいんじゃないかと言われるかもしれないが、
男はメガネをかけると3割増、
女はメガネをかけると3割減、ということを気にしている。
もう、そんなこと気にする歳ではないことはわかっている。

よく見えてない状態で操作したばかりに
借りられなかった本とは、縁が無かった、と思うことにした。
これからも、”だいたいの世界”で私は生きていく。
何か大きな損をするとか、
ケガをするとかが無い限り。