想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、             60代になった今もこれからも

土下座しろ

スーパーのレジで、私の順番が来て
カゴを受け取りながら、女のコが、
「ちょっと、待ってください」と不愛想に言って、
前の客に支払い方を教えていた。
こちらを見ないまま、「少々、お待ちくださいませ」ではなく、
「ちょっと、待ってください」だった。
彼女は、間違いなくアルバイト。
機械操作などの作業を教わり、
接客という部分までの指導はないのだろう。
最近、どこの店に行っても、
客という意識の無い店員が増えたと感じる。
※私は「お客様は神様」と思っている類の人間ではない

子供の頃、父がTVの歌番組を観ながら、
(あれは、確か『ルビーの指輪』を聞きながら)
「こんな、風呂で屁ーこいているような歌、何がいいんだと」
とバカにして笑っていた。
自分が子供の頃に聴いていた"歌謡曲"と、
あまりにも違っていて聴いていられなかったのだろう。
私も最近、音楽番組を観ながら、
「雰囲気も見た目も同じ、大体、ダンスって歌の分野に入るの?」
なんて、あの時の父のように、拒否反応が出てきた。

カスハラのニュースを見ると、
日本には、わけのわからないことを言い出す、
変な人間(客)が急増した印象を受ける。
でも、店側からの視点になっているのでは?と思う。
こういう時は、こういう人は、こうするのが普通、
と思うことが、世代によって違う。
違和感がトラブルに発展することもあるのではないか。

例えば、店内で客とすれ違った時に
「いらっしゃいませ」の挨拶もない上に
ぶつかっても知らんぷりをするような店員がいて、
その後に、失礼な態度で接客するようなことがあれば、
客は怒りが爆発し、「土下座しろ」と言うまでに発展したり。
それが、「土下座しろ」と言ったところだけ切り取られ、
"カスハラ"とされる。

カスハラが多い企業は、
カスハラを生み出すような体質の企業なのではないかな・・