『想い出のセレナーデ』という歌が、今でも好きだ。
あの歌の影響で、詞を書くのが趣味になり、
何百も書いた(今はもう書いていない)
その歌を歌っていたのは、天地真理・・・
常々、TV番組のアイドル特集で、
天地真理がほとんど出てこないことに疑問を感じている。
当時の人気は、とにかく凄かった。
いくつもの番組を持っていたし、
真理ちゃんグッズも数多く出され、
子供用自転車まであった。
南沙織や小柳ルミ子と三人娘と言われるが、
その2人は少数派で
天地真理がダントツで"絶対的アイドル"だった。
その後、ピンクレディが絶対的なアイドルの位置に着いた。
中森明菜や松田聖子や山口百恵もいたが、
聖子派、明菜派などと枝分かれしていて、
絶対的なアイドルは、ピンクレディ後、出現していない。
天地真理は、人気が下降してきた時、
うつ病になりTVから姿を消して行ったが、
"落ち目"の憂いを経験したのは、
それだけ高い位置にいたから。
今アイドルと呼ばれている人は、
そんな思いをすることはないだろう。
もともと"アイドル"というのは、
人気が出てアイドルと周りが認め呼ぶものだったのに、
いつからか、自分からアイドルとおこがましいことを
言うコが出てきて、アイドルの意味が変わった。
絶対的なアイドルは、例えるなら「桃」だ。
今のゾロゾロいるアイドルは、
「とうもろこし」の一粒のようなもの。
焼いているか、茹でているか、
炒めているかだけの違い。
一粒だけだと、味気なく存在感が無いということ。