キッチンの遅番パートのOが辞めるという。
コンシェルジュの遅番担当のMとの仲が険悪だったから、
いつまで持つかと思ってはいたが。
「Oさんが辞めるんだって」とMが他人事のように言った。
(お前が辞めさせたんだろう)と心の中で呟いた。
(これで3人目だ)
前任者のキッチン遅番パートも、社員の調理師も
Mの言動に怒り、険悪だった。
Mは今回も自分が辞める原因だとは思っていない。
それが一番の問題だ!
昔のCMのコピーで
”臭いニオイは元から絶たなきゃダメ”というのがあった。
クレームとかいじめとか何か問題があった時、必ず原因がある!
原因にメスを入れず、周りで取り繕うような対応をしても、
また必ず同じようなことが起きる。
学校のイジメ問題も長引いているが、
あれも、イジメていた子供をそっちのけで、
大人達が謝罪を繰り返したりしているだけ。
自分達には関係のないことと
思っているのだろう、イジメの張本人たちは。
パートのOは、Mとの最後の勤務の日、
いつになく明るかったとMが言っていた。
Mの暴言などで憂鬱な遅番の勤務が続いた結果、
辞めることを決めた最後の日。
今月、私は遅番がほとんど無く、
私と組む日がほとんど無かった。
私が何か出来たとは思えないが、
少なくともMと組む日が続かなかったら、
辞める決心までは行かなかっただろう。
遅番担当のMにしても、責任者Nにしても、
どうしてこうも人間関係を悪くする人ばかりなのだろう。
そんな二人と一緒に働いていて、
私ばかり入居者の方から良く言われると
自分が偽善者のような気持ちになってくる。
普通に働いているだけなのに。