想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ハイヒールを履く女

誰にでも1つくらいは、容姿で自信のあるところって
あるんじゃないかと思う。
私は、膝下。
長くはないが、細い。足首も細い。
中学生になりセーラ服を着た時、
男子に褒められてから、唯一自信がある所になった。
そんな足には、ハイヒールが似合う。
"ハイヒールと赤い口紅"は、私の代名詞だった、ことがある。
でも、スニーカーばかり履くようになって、何年になるだろう。
昔、オバサン達が話していた、
「もうハイヒールなんて履けない」と。
私は、同じ年代になっていた。

22センチでヒールが6センチの
いいデザインのパンプスが値下がりしていたのを見つけ、
思わず買った。
また、ハイヒールを履く女に戻りたかった。
カラオケ店まで、試しに履いて行った。
ハイヒールとスニーカーって、
使う足の筋肉が違うと思う。
歩く姿がぎこちないのは、歩き方を忘れたせいか?

サイズは合っているはずなのに、痛い。
歩き始めて、こんなに痛いものだったろうかと思った。
締め付けられ感が半端ない。
靴擦れで赤くなってきたのがわかる。
まだ血は出ていないようだけど・・
こんな靴を履いて歩くのは、罰ゲームか拷問だ。
昔は、痛くなかっただろうか?
いや、昔も痛かった。
我慢して履いて、颯爽と(?)歩いていた!!

何度か履くうちに革が広がって、
少しは楽になるだろう(なってほしい)
健気な低身長女は、懲りずに
また履いて出かけるつもりでいる。