想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

長い行列の先頭になった日

いつも行ってるカラオケボックスの受付、
スマホの会員画面を見せればスムーズに手続きが出来、
部屋に入いれていた。
ところが今日は、アプリの不具合で
アップデートが出来ず、画面が出ない。
スタッフがパソコンで顧客データから、
私を探すが、見つからない(常連客なのに)
そうこうしているうちに、長い行列が出来た。

事情を知らない人は、
先頭のオバサンが何か面倒くさいこと言っていると、
思っていたかもしれない。
アプリを入れている人は、
なんとか更新しようと格闘していたかもしれない。
結局、常連ということで顔パスで入った。
30分位経ってから、部屋でアップデート出来るのを確認した。
でも、長い行列の先頭になってしまい、
自分のせいじゃないのに、罪悪感から、
始めのうち楽しい気分で歌えなかった。

日々の嫌なことを忘れて、
音楽に合わせて歌い続けること4時間。
至福の時だ。
職場の人間関係のクダラナイ、つまらないことから
気持ちをそらしたい、たとえ4時間だけでも。
でもいったい、どれほどのストレスだろう?
今、水も無い、電気も無い、明日どころか、
今日生きることで精一杯な人々がいるというのに。
思い悩むことの小ささに、
自分の幸せな境遇を思い知るのだ。

カラオケに行って、洗濯をして、
頂いたアジの開きを食べ、
本を読み、野球を観る。
なんてことの無い休日を過ごし、
また、明日から働く。