想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

お医者さんごっこ

今月は、乳がん検診、神経内科の定期検診、整形外科と、
休み毎に病院に行く予定が入っている。
出費が痛い。

病院に行くのは、嫌いじゃない。
病院は、不安を解消してくれるところ、
身体を直してくれるところだから。
子供の頃から、薬を飲むのも病院も好きだった。
お医者さんが好きだった。
”お医者さんごっこ”が好きだった。

お医者さんごっこは、お医者さん役も、患者役も好きだった。
従妹や近所の子供とお医者さんごっこを始めると
必ず親に怒られた。
どうして怒られるのか分からなかった。
怒られるから、隠れてやった。
悪い事を隠れてするのがまた楽しかった。
お医者さんごっこ
淫靡な世界の入り口のように感じた。

医者という職業は、特別だ。
医者と言うだけで、白衣を着ただけで、
パッとしない見た目の人が輝き出し、憧れの対象になる。
医者になる人は、頭が良く、お金もあり、
人格的にも優れているという固定観念があるから。
そうやって、何人の医者に恋心を抱いたことか。

その反対に、聞いただけで、
不信感を抱くような職業もある。それは、”議員”
誰のために何のためにその職業を選んだのか、
分からない人が多過ぎるから。
医者にもいろいろいて、
きっと私が思うほど素晴らしい方ばかりじゃないかもしれない。

お医者さんと結婚したかった、というより、
医者になりたかった。ドクターXのような。
お正月早々、子供染みたこと言ってみた。
お医者さんごっこをまだ引きずっているようだ。