今月は、乳がん検診、神経内科の定期検診、整形外科と、
休み毎に病院に行く予定が入っている。
出費が痛い。
病院に行くのは、嫌いじゃない。
病院は、不安を解消してくれるところ、
身体を直してくれるところだから。
子供の頃から、薬を飲むのも病院も好きだった。
お医者さんが好きだった。
”お医者さんごっこ”が好きだった。
お医者さんごっこは、お医者さん役も、患者役も好きだった。
従妹や近所の子供とお医者さんごっこを始めると
必ず親に怒られた。
どうして怒られるのか分からなかった。
怒られるから、隠れてやった。
悪い事を隠れてするのがまた楽しかった。
お医者さんごっこが
淫靡な世界の入り口のように感じた。
医者という職業は、特別だ。
医者と言うだけで、白衣を着ただけで、
パッとしない見た目の人が輝き出し、憧れの対象になる。
医者になる人は、頭が良く、お金もあり、
人格的にも優れているという固定観念があるから。
そうやって、何人の医者に恋心を抱いたことか。
その反対に、聞いただけで、
不信感を抱くような職業もある。それは、”議員”
誰のために何のためにその職業を選んだのか、
分からない人が多過ぎるから。
医者にもいろいろいて、
きっと私が思うほど素晴らしい方ばかりじゃないかもしれない。
お医者さんと結婚したかった、というより、
医者になりたかった。ドクターXのような。
お正月早々、子供染みたこと言ってみた。
お医者さんごっこをまだ引きずっているようだ。