想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

あっち側からこっち側

食事を運んで貰う時、
体温や血圧を測って貰う時、
あれ、立場が逆転している、と思った。
いつもは、あっち側だった。
入院して2日目で、
見守られる弱い側になっていた。

こっち側になると、
見えて来ることがある。
何人も入れ替わり立ち替わり
やって来るのが、煩い。
また、テキパキ大きな声で
話している声は、となりで聞いていて
とても不愉快。
「若い」と言うお世辞も
20代の看護師さんからだと、イラっとする。


立場が変わることで、
気づかなかったことに気づく。

反対側になって、想像してみよう。

高齢の母を一人暮らしさせている娘
一人暮らしをしている高齢の母
会社を休んで入院している私
私に会社を休まれている職場の人達

反対側は、たくさんあるのに
自分側のことしかわからなかった。
わかろうとしてなかっただけ。