想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

自分に合う職場を見つける

公務員は嫌だと思っていた(父は地方公務員)
公務員の仕事では、自分の個性が発揮出来ない
と思っていた、新卒の頃。
新聞社で働きたいと思った。
そこでなら、文章を書いたり、デザイン的なこともやれて
楽しいんじゃないかと思った。
何より、一般事務の仕事より、カッコイイと思った。
深く考えることもなく、選んだ最初の職場は、
小さな業界紙の新聞社で、
望まれて入社したが、配属されたのは経理だった。
最も創造性も何も感じられないと思っていた経理の仕事。
そこは1年も経たないで、辞めてしまった。

その後、デザインの勉強をしながら、
絵を描いた。文章も書いた。
でもやりたいことだけを求め続けても、
好きな仕事に就くことは出来ず、
結局、経理的な仕事ばかりをするようになっていた。
そんな中でパソコンを覚え、
資格を取りフリーでインストラクターになった。
教壇にも立ち、この仕事でもっと自分に合う形はないか?
漠然と探し続けた。
そんなことをしているうちに、
貯めていた貯金が尽きた。
生活のために、やりたくもない仕事に就いて
身体を壊し、また生活のために選んだ仕事に就いた。
14回の転職経験は、漠然と自分がやりたい仕事を見つけることを
繰り返した結果だった。

今のサ高住の職場は、突然リーダーがクビになり、
引き継ぎも無い状態で大変だったけれど、
今まで経験したことが全て生かせることになった。
パソコンも、講師の仕事をしなくなって10年以上経つが、
事務処理位なら簡単で、整理して改善もしていける。
自分の思い通り、しかも人に信頼され、
正社員になることを勧められるようにもなった。(断っているが)

私が長い間探していた仕事・職場は、
見つけようとして見つけたわけじゃなく、
"見つけてしまった"という感じ。
そういうものなのかもしれない。