想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

あー夏だわと感じたこと

そのトイレは高架下の、人通りの少ない場所にあった。
そのためか防犯カメラが目立つところにいくつもあって、
いかにも危なそうな雰囲気がした。
入ってすぐに女性用、男性用、身障者用の入り口があり、
女性用には扉が無かった。
こんな狭い所なら、扉があった方が危険だよね、
と納得していた。
我慢出来ないほどではないが、
ここで用をたそうと思った。

トイレは、二つあり、手前に入った。
すごく我慢していたわけでもないから、勢いよく出ない。
隣に入る人の気配がして、
音姫」を探したが付いていなかった。
長々と続いて、恥ずかしいなと思った。

隣に入った人は用をたす気配がない。
まさか異常者や痴漢の類か?
少し気味悪い気がした。
用を済ませ、とっとと手を洗って
スピーディにここを出よう!と思って、
開けたドアのすぐ前にある手洗いで急いで手を洗った。
隣に入っている人は、まだいるのかな?
と振り返ってみたら、ドアは開いていて、誰もいなかった。
あー夏だわ。

霊をよく見る人がいるというが、
私は見たことが無い。
だいたい服を着た霊なんて、
見た人の頭の中で作り上げたものだと思うのだ。
見たことは無いが電気関連の怪奇現象は、
何度も体験している。
それは、思い違いか、たまたまなのかもしれないけれど、
何度もあるとやっぱりそういう関連では、
感じやすい体質なのかと思う。

そうそう、今日はカラオケボックスでも
似たようなことがあった。
隣の部屋からコツコツと音がするから、
リズム取っている人がいるのだろうと思っていた。
でも帰りがけに見たら、そこは、やっぱり空室だった。
あー夏だわ。