汚いゴミステーション内で、分別出来ていないゴミの仕分け。
サ高住のコンシェルジュ・・
コンシェルジュって名前はカッコイイけれど、
こんなこともする。
ダンボールの中に大量のアルバム、写真を見つけた。
誰が捨てたのか確認するために、写真を一枚一枚見た。
なにせ入居者は高齢者、
若い頃と顔が変わっているから、なかなかわからない。
そして漸く見つけた。
入居されて間もないご夫婦のだった。
その大量の写真を前に、
こんな大切な(?)大量の写真を
どんな思いで捨てたのだろう・・
本当に捨てていいのか?確認しようと思った。
いやいや、要らないから捨てたのだ。
写っている笑顔に、心が痛んだ。
ホントに、どんな思いでこんなに捨てることにしたのだろう。
終活という言葉が浮かんだ。
私は片付けが大好きで、よく物を捨てる。
これでもかという位捨て切っても、
まだ捨てるものを見つけまた捨てる。
昨日もファイリングしていた家計簿や光熱費の控え、
ボーリングの点数記録等々を見つけ
個人情報の部分は、細かく切り裂いて袋に入れた。
こんなもの取っておいても見ることなんてほとんど無いのに。
途中、自分の顔を見るのが怖かったが、
古いアルバムを開いてみた。
あれ?今とそんなに変わらない顔じゃないか!?
ああ、美人じゃなくて良かった。
老化しても変化が小さくていい。
雑がみで重くなった袋を持ったら、なんだか心がスッキリした。
これからの生活に、あるのは未来のみ。
過去なんて要らないんだ。
ご夫婦は、どんな気持ちだったのだろうか。。。。