想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

強かな病人

休日の澄んだ青空、私の心も・・と言いたいが、
その青空に黒いシミが発生し、次第に広がっていっている。
そのシミこそ、もう一週間も休み続けている、
私の勤務先(サ高住)のリーダーの存在だ。

彼女は私が入る前から、ズル休みの常習犯だったようだ。
ある時は、転倒して頭を打ち、
ある時は、コロナ感染の疑いで
ある時は、検査入院で、という理由で
ここ8ヶ月の間に4度も連続休暇をとっている。
その度に、シフト変更に翻弄される課長、
彼女の穴を埋めるためにシフト変更される私達。
理由が"病気"というのが質が悪い。
けれど、「病気だから仕方ない」という優しさも
もう限界に近付いている。

社長は、はっきり彼女は退職(=クビ)と
こないだやって来て、そう話していた。
新しい人を入れるべく求人をかけていると。
彼女の扱いについて、うやむやなままでは、
支援に入ってくれている他の人達の不平不満が
増すばかりと思い、社長が話していた事実をチャットにあげた。
すると、人事のことを勝手に書くなとある部長が怒っていたと
遅番担当の人から聞いた。

怒るところは、そこじゃないはずだ。
ズル休み常習犯を野放しにして、
正社員どころか、低賃金のパート(私)を巻き込んで、
業務妨害している彼女を怒るべきだろう。
病気だから仕方無い?うつ病だから仕方無い?
本当にそうだろうか。
彼女は、転倒して早退した時、帰宅前に真っ先に労災について調べていた。
コロナ感染の疑いで休んだ時も
給料が引かれなかったことを喜んでいた。
ちゃんと、損しない方法を考えてのズル休みではないか。

少しだけ持ち合わせていた思いやりも優しさも
ゼロに近くなっている。他の人達と同じように。
またひょっこり出てくることになったら、
私の方が進退を考えたい。