想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

お金のチカラ

前の職場の支配人から、コロナの慰労金の対象者
という連絡が来てから、もう3か月が過ぎた。
前の職場では、コロナ対応の仕事ではなかったが、
所属していた職場が大きな大学病院だったから、
労金は、最大の額が出るのではないかと思う。

コロナ患者と接する仕事ではなかったとはいえ、
退職を決めるほどハードだったし、
今の職場では、本当にコロナ対応で
大変な思いをしたのだから、頂いて当然という気持ちでいた。

いざ、貰えるとなると、楽しみに待つようになる。
一ヶ月、二か月と経つうちに、
待ちきれなくなって、今度はイライラしてくる。
何やっているんだ?と腹が立ってくる。
貰えると知らなければ、こんな思いもしなかったのに。

貰えると知った日から、
あれを買おう、これを買おうと思い巡らしている。
もしも手違いで貰えなかったり、
額が少なかったら、頭にくるだろう。
この臨時収入があると思うから、
ここ数ヶ月の仕事や人間関係の大変さも
乗り越えられたようなものだ。
お金のチカラって凄い。

安いパートの賃金で
地獄のシフトを組まれたり、
給料の高い社員並みのことを要求されたり、
過酷なことを乗り越えられたのも、
これから入るだろう臨時収入があるからこそ。
そうだ、日々の不平不満は、お金で解消されるのだ。

どれだけ貰えたら、
ずっと不平不満なしで過ごせるだろう。
・・人の欲は、果てしない。
頼るものがお金だけだと、いずれ無になる。
ときどきの臨時収入に喜んでいるくらいが、幸せなのかも。