想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

調理師の感覚って

サービスエリアで働いたことがあり、
その時、衝撃的な場面を見た。
そこはオープンキッチンでお客様はカウンターで
ラーメンを待っている。
調理師(50代女性)が麵の湯切りの時、麵を床に落とした。
長靴で歩いている床にだ。
新しく麵を入れて茹で直すかと思いきや、
なんとその麵を拾って、もう一度茹で直し、器に盛った・・・
「何でもないから」とか、独り言を言いながら。
普段から衛生面に厳しい人の行動に、唖然とした。

今の職場の食事対応の時、食事を終えた入居者様の
手をつけていないだろう魚の添え物のショウガを取り
別の入居者様の添え物に載せるのを見た。
私が驚いていると、「ショウガが足りなかった」と
その調理師(入社間もない50代男性)は言った。
前に言おうとして言わなかったことをこの際と思って言った。
入居者様がカウンターで「これは要らない」といくつかよけた小鉢を
次の方のトレーに載せていた。
次の方は、すぐ後ろで待っている。
他人の余した物を載せられたような感じて不快にはならないか?
私の考え過ぎかもしれないが、
そう感じる人もいると言いたかった。

すると、その調理師は、
私の以前の言動を持ち出し非難した。
こうなるともう収拾がつかない。
普段から給料が安いとか、不平不満ばかりのその調理師は、
「そういうこと言うのは止めよう」と
まるで大人の対応をするかのように言った。
仕事のやり方について、気づいたことは言い合って、
改善すべき点は直すべきと思っていたので、唖然とした。

洗剤のついた指で掴んだ料理を「味見」と言って食べさせたり、
賞味期限が一年前に切れているハムを食べられると言ってくれたり、
彼の感覚が理解出来ない・・
もうこれからは、何度も聞かされてうんざりしている
自分は能力があるのにこんな安い給料で働かされているという文句を
聞いてあげることも、励ますことも止めようと思った。