想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

慣れてきたからこそ

入社してからもうすぐ三カ月。
仕事に慣れたか?と聞かれ答える時に
最近は、始めの頃と違う感情が出てきた。

面接の時、(サ高住は)景気に左右されないですねと私が言うと、
幹部の方に、コンシェルジュの働きぶり次第だと言われた。
お客様の信頼を得ることが"安泰"に繋がるのだと理解した。

私は、お給料は入居者様から頂いている、と思っている。
入居者様側の立場になって、安心安全な暮らしを目指し、
また楽しい老後を送っていただくようにと
誠心誠意働いている、つもりだ。
それは勤務中だけで、仕事を離れたら忘れたいと思っている。
そうでなければ、精神的に疲れ切ってしまう。
けれど、会社から休み中にでもラインや電話が来る。
次の勤務に行く前に知っておいた方が良い情報もあるが、
職場に行ってからでもいい情報もある。
プライベートまで拘束されているようで疲れる。

最近、入居者様がコロナの濃厚接触者になり、
その対応でも腹の立つことがあった。
パート(私)を盾にして、安全な場所から
あーでもないこーでもないと指示をしてくるのだ。
そして危険な思いをした上、怒られた。
これまでの忠実な自分が壊れ、心の中で呟いた。
"命をかけて働くほどのお給料は、貰っていない"

守秘義務に関してもとても厳しく、事細かに指摘してくる。
それは「言ってはいけないことだ」と。
言わないことで入居者様の間に余計に不安が広がる。
その不安は、聞く耳の無い社員ではなく、パートの私にぶつけられる。
会社の対応の不味さが、直接入居者様に接するコンシェルジュの、
それも社員ではなくパートの方にぶつけられるのだから
堪ったものではない。

コロナの件から、リーダーと不協和音が流れるようになった。
彼女は責任者なので休みの日でも、仕事から離れられない。
元々介護の仕事をしていて、それを普通のことと捉えている。
完全に会社側の彼女と、入居者様側のパートの私と、
協力し合って、運営していく難しさを、今は感じている。