想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

キリギリス生活の終わり

Web応募した会社に面接に行った。
面接担当は、名字から、その会社の代表かもしれない。
座ってまもなく、その方は「下に見られる」と言った。
どうやら、応募した仕事は
人には"下に見られる"仕事という意味らしかった。
私が「一般的に? 入居者の方に?」と聞いたら、頷いていた。

応募したのは、マンションのコンシェルジュ
と言えば聞こえはいいが、
簡単に言うと、受付管理業務もする清掃人だ。
清掃人と言っても、作業服ではなくスーツを着る。
カラオケや岩盤浴などがあるマンションだから、
高級マンションの類なのだろう。

面接担当者は、私の経歴や資格に熱心に眺めていた。
過去に、パソコン講師をしていて、
なかなか収入が安定しなかった時に
蕎麦屋さんのホールスタッフに応募したことがあった。
オーナーには採用と言われたが、
現場のリーダーから断られたことがある。
キャリアがあり過ぎる、と。
仕事によって、適した条件があるのだと知った。

清掃だけの仕事なら、応募しなかった。
(掃除は好きだけど)
でも、事務処理もするのなら、何の問題も無いと考えた。
脳梗塞を発症した経験もあり、
座り続ける仕事はしないと決めていたし。

週末三日間の仕事だったが、
平日は、他の仕事を探すと言うと、
条件がいいからそっちに行くとか言われても困る、
コロナ禍で腰かけの気持ちでは困る、とも言われた。
61才で他にどんないい条件の仕事があると思うのだろう。
あるわけが無い!と言い切りたい。
しかも、その仕事を希望して応募したのだ。

今回の無職期間では、
一度も不採用通知を見ないまま仕事が決まり、
来週打ち合わせに行くことになった。