コロナ禍で外出自粛が続いた時に
よく利用していたブックオフ。
なかなか中古の入荷かがなかったので
図書館が開くまで待って、
やっと読むことが出来るようになった本。
『読書の日記』
本というより、"塊"みたいだと思った。
1,000ページを超える本。
どうして、上下とかに分けなかったんだろう?
でも、この"塊"の感じ、この表紙がいいのだと思った。
こんなに長編を読むのなら、
著名な作家とか、有名文学にすれば良かったかな?
いや、この著者がいいのだ。
慶應大学を出て、会社員を少し経験して、
カフェのオーナー・・・・・・
もっと他にいい人生があったんじゃないかと
思えるところに魅力を感じた。
内容は、仕事の合間に読書、
というより、読書の合間に仕事をする日々の日記。
呟きのような文章が続く。
引用が多く、どこまでが本人の文章か
わからなくなることが多い。
著名な作家じゃないのに
高尚な雰囲気が漂うのも、引用が多いからか。
いやいや、やっぱりこの人の文章力の高さだろう。
栃木出身で東京在住なのに、日ハムのファン。
というのにも親しみを感じている。
2週間で返却しなければならないのだけど、
読み終えられるだろうか。
そろそろ仕事探しも本気でやらないといけないし。
「もっと他にいい人生が」と思わせるような生き方に
親近感を感じて魅かれているのかもしれない。
でもまだこの"塊"の上の方を、
かじり始めたばかりなのでなんとも言えない。