想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

『読書の日記』という塊

コロナ禍で外出自粛が続いた時に
よく利用していたブックオフ
なかなか中古の入荷かがなかったので
図書館が開くまで待って、
やっと読むことが出来るようになった本。
『読書の日記』

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本というより、"塊"みたいだと思った。
1,000ページを超える本。
どうして、上下とかに分けなかったんだろう?
でも、この"塊"の感じ、この表紙がいいのだと思った。
こんなに長編を読むのなら、
著名な作家とか、有名文学にすれば良かったかな?
いや、この著者がいいのだ。
慶應大学を出て、会社員を少し経験して、
カフェのオーナー・・・・・・
もっと他にいい人生があったんじゃないかと
思えるところに魅力を感じた。

内容は、仕事の合間に読書、
というより、読書の合間に仕事をする日々の日記。
呟きのような文章が続く。
引用が多く、どこまでが本人の文章か
わからなくなることが多い。
著名な作家じゃないのに
高尚な雰囲気が漂うのも、引用が多いからか。
いやいや、やっぱりこの人の文章力の高さだろう。
栃木出身で東京在住なのに、日ハムのファン。
というのにも親しみを感じている。

2週間で返却しなければならないのだけど、
読み終えられるだろうか。
そろそろ仕事探しも本気でやらないといけないし。
「もっと他にいい人生が」と思わせるような生き方に
親近感を感じて魅かれているのかもしれない。

でもまだこの"塊"の上の方を、
かじり始めたばかりなのでなんとも言えない。