想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

笑いながら怒る人、みたいな

久々に友人と会いおしゃべり。
画面に並ぶ短い文章ではなく、
実際に会って話すことの方がいい、はずなのだが・・
帰宅してから、楽しかったというより、
なんだかモヤモヤ嫌な気持ちがした。

会社を辞め、加えてひとり暮らし、
また、若い頃のようにたくさん友人がいるわけではない。
ともすれば、三日間くらい一言も声を発しなかった
ということもなくはない。
だから気の置けない友人は、有難い存在なのだけど。

人は、相手が話している内容より、
その人の表情の方が印象に残るものだという。
今日の友人は、他人への不満や悪口を言っている時、
あたかも私が、その相手でもあるかのような目で睨み話していた。
嫌な話なのだから、嫌な顔で話すのは普通かもしれない。
でも、聞いている私は、
その嫌な顔を見続けているわけだ。
いくらオシャレなカフェに入っても、
美味しい物を食べても、
印象に残るのは、彼女の嫌な顔だ。
別れるのが惜しいとか、また会いたいと言う気にならない。
残りの人生の時間は、そんなに長く無いから、
出来るだけ楽しく心地良く過ごしたい、
と思う年頃だから尚のこと。

歳を取ると、無表情でも怒った顔になる。
睨んだ目になる、哀しいことに。
それは意識しないと誰でもそうなのだ。
元美容部員で凄い美人(だった)の彼女でもそうなのだ。

前の職場には、他人の悪口だけが話題のような人達がいた。
でも彼女達に不快感を感じなかった。
そう、彼女たちは笑顔で楽しそうに面白おかしく話していたから。

お化粧も服も、会う人への"礼儀"と言われる。
表情もそうだと思う。
楽しかった、また会いたいと思われる人になりたい。