想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ワタシがおばあちゃんになったら

愛犬を抱きながら、広い自宅の庭を眺めている年老いた自分…

老人ホームで若い人に助けられながら生活する年老いた自分…

多くの人の老後というのは、
後者のパターンが現実的だろう。
私の老後のイメージは、そのどちらでもない。

あえて例えるなら、
隠せないシワと白髪、という姿で
元気に笑顔で「いらっしゃいませ」と野菜を売るおば(あ)ちゃん…
元気に働き続ける老後こそが、理想なのだ。

私は、一度も家庭に入ったことが無い。
職に就いているか、いないかという人生だった。
結婚して子供を産んでというのが普通だとしたら、
普通じゃない道を歩んでいる。
今の時代なら、そんなに珍しくないかもしれないが。

"おひとり様"というと、なんだか格好よく聞こえる。
実際は「孤独死」とか「生活苦」とかの言葉が
歳を取るにつれ、現実味が増してくるようだが。
でもそれは、"おひとり様"に限ったことだろうか?

老後は、皆、誰でも平等に、
若い頃にはなかった悩み、苦しみ、不幸を抱えることになる。

"生きる、ということは、
結局、
身の回りに起きる問題を
一つ一つ、
自分の能力に応じて解決していくことだ、と思う"
          『すてきなあなたに』(大橋鎭子著)から


どれだけの力が身についたのだろう。
どれだけ学習しただろう。
世の中が日常を取り戻した時、
私も新しい日常を始めていたい。